ゆめろん(メロン)

先ずは、生産者坪倉さんのこだわりが凄い!と、伝えてしまう程の、メロンの美味しさです。皮の近くまでメロンの美味しさがどんどん続きます。それは、このメロンの名前の通り本当に【ゆめろん】です。

こだわりの栽培方法はメロンへの愛情の証

京丹後市で生まれ育った、若手生産者の坪倉さん。おじいさん、お父さんの代から丹後の土地で、メロン栽培をされています。お父さんのメロン栽培の血筋を引き継いだのか、はたまた、子供の頃からメロンと共に育ってきたからなのでしょうか。メロンへの愛情が物凄いです。坪倉さんに、メロン栽培のお話を聞いてみると私もドキドキワクワクしてきました。本来のメロン栽培は、かぼちゃやスイカと同じように、路地栽培で、地面にツタを這わせて果肉部分を大きくして栽培するのが一般的です。しかし、坪倉さんの栽培方法は随所に通常とは異なっていました。まずは立体栽培という方法で、地面に這わさずにある程度のツタが伸び始めてきたら、添え木にどんどんツタを巻き付けながら、上に上にと伸ばしていきます。その長さは、2メートルぐらいにはなるでしょうか。(写真①)そして伸びていくツタに、受粉の時期を設けしば
らくすると、花が咲きます。その花の下にメロンの果実が育っていくのです。(写真②③)

花一つに対して一つの果実です。そして、本来であれば、一つの株からは、2~3の果実が育ちます。これを収穫時期まで大切に育てるのですがメロンも生き物です。どうしても、糖度の高い個体とそうでない個体ができてしまいます。いわゆる、「はずれ」という個体になってしまうそうです。それを好まない坪倉さんは、一株に1果方式の栽培をします。(写真④)残りの1~2個は、花がついた時点で間引いてしまいます。そして良い状態の1個体のみを残すこでその個体にのみ、栄養を集中させることができるのです。栄養がたっぷりといきわたった個体は、どんどん大きく成長し、凛とした表情で収穫の時期を迎えることになるのです。

もちろん本来であれば地面に転がって出来るメロンは、空中に出来る状態になるので、個体のツタの素には、ベルトような黒いものでしっかりと固定されています。

ゆめろんに夢をのせて未来へつなぐ

現在は、ハウスが6棟あります。初夏の6月上旬から7月下旬には、約6000玉の収穫が出来るといいます。あまりにも美味しいメロンで今は直ぐになくなってしまうという噂も。
坪倉さんのゆめろんに夢をのせて、地元の直売所での販売など地域貢献もしながら、メロンを未来につないでほしいと思います。

業務用にとっては、品質が安定していることが何より好ましく嬉しいこと。
若き生産者はこの希少価値の高いメロンをお客様に届け、間違いなく笑顔を増やしてゆくことでしょう。

2022/10 現在

文:金森幸子

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